
¥2,500(税抜き価格2,380円)/デジトレイ2面仕様/16ページブックレット封入
Dimension Cruise Records/
DCRD-0002
<トラックリスト> 01 無花果の頃 02 FINE LINE
03 春酔
04 HEMPの夕刻
05 壁のらく書き
06 海鳥になって
07 七色
08 天空橋
09 上の空
10 僕、キャラメル
11 コオロギのシンフォニー
12 寂しさと同じ
13 MYSELF
1. 無花果の頃
19才の頃に書いた曲。
今回は僕が大尊敬している素晴らしいドラマー、林立夫さんにドラムを叩いて頂きました。
ギターにはハミングキッチンのギタリスト、眞中やす。ベースには、高井亮士さんが参加してくれました。
演奏はシンプルながら、粋。このアルバムを象徴している曲でもあります。
まさに「流々淡々」と流れる曲!
「作った」と言うよりも、「降りてきた」曲です。
この曲のテーマとしては、「運命と自由」「夢と現実」「人間と自然」「過去と未来」・・・。
そんな幾つかの要素が含まれています。
少し重たくも感じますが、十代というセンチメンタルな頃の僕の心臓には、
こういった葛藤がのしかかっていたのです。
「夢を見るのは人間だけ。」
夢。それが自由の幅を広げ、空間や時間を有意義なものにもする。
しかし、それと引き換えに、何かが犠牲となって壊れていく。
人間の夢の犠牲となって、絶滅した動物たちや、汚された森や海。
それらが、何かを語りかけているように思います。
「夢を見る事」は良い事か悪い事か。
その問いを、続ける事がいつしか、すべてのバランスの支点となりうるような
気がしている今日この頃。
僕が最も大切にしている曲です。
2. FINE LINE
なんとシンプルなドライブソング!
と、自分で叫んでしまいます(笑)!
この曲の舞台となっている、湘南エリアをドライブしながら
一緒に歌ってくれたら最高です。
間奏のギターではボトルネックを使用していますが、これにはスタジオで飲んだ
某栄養ドリンクの瓶を使用しました。
この間奏では、ドライブの最中に車の窓を開けて、風が入って来た感じを表現したつもりです。
いかがでしょう?
少し古くさいイメージで、合の手を入れてみました。
ライブでは大合唱したいです!
3. 春酔
ある時、ふと玄関で靴ひもを結んでいた時に湧いて出たメロディー。
この曲は珍しく、作詞を僕の尊敬しているクリエーター、椿橙さんに依頼しています。
ありふれているようで、唯一無二な歌詞の世界観がこの曲にマッチしています。
「ここに居ても、ここに居なくても、君の笑顔が僕を照らす。」
そんな風に、繋がれたら嬉しいですね。
4. HEMPの夕刻
ハミングキッチンのボーカルイシイモモコ(以下モモちゃん)との共作曲です。
夕刻の群青色。麻で出来たシャツを来て、のんきに散歩する。
見慣れた街でも、見知らぬ街でも、そんな瞬間に滲む愛おしさには
共通点があるように思います。
そんな事をテーマに、モモちゃんと一緒に作り上げた詩はとても面白いものに
仕上がりました。
言葉にも響きにも独創性があって、モモちゃんの声色にぴったり!
ドラムには、林一樹が参加!
こちらも独創性あふれるセッティングをしてくれて、面白みのあるリズム
が最高です。
僕もパーカッションとして、ギターを叩いたり、遊び心を詰め込みました。
「混沌とした、浮き沈みなど、重々それは分かってる。」
日本語は奥が深いです!
5. 壁の落書き
いたずら好きな少年と、大人としての自分とのやりとりを曲にしました。
世代を超えてのコミュニケーションは大切です。
それによって忘れていた何かを取り戻すことが出来るからです。
この曲も、「無花果の頃」同様、なんと林立夫さんにドラムを叩いて頂きました!
立夫さんの自宅にて、会議というか、話し合いをしていたところ、帰り際に
「何か面白い事をやろうよ!」と立夫さん。
その一言で、この曲をレコーディングしようと決めました。
以前から、ライブでは何回か歌ってはいましたが、僕としては
レコーディングする曲ではないのかな〜。と思っていましたが、
立夫さんの音楽に対する、遊び心とキャパシティーの広さが、この曲を
レコーディングへと導きました。
レコーディングでは、立夫さんは基本的なリズムの上に
マーチングバンドに存在するようなスネアと、大太鼓を思わせる
フロアタムを重ね、まさにこの曲にしかないグルーヴを作り上げてくれました。
またこの曲では、ベースに高井亮士さん、ギターとバンジョーに眞中やすさん、
そしてピアノのには佐藤真吾さんが参加してくれました。
真吾さんの天真爛漫なピアノソロも最高です!
本当に楽しいレコーディングでした。
林立夫さん、やっさん、りょうさん、真吾さん、ありがとうございます!
6. 海鳥になって
監督熊澤尚人、主演蒼井優の映画
「ニライカナイからの手紙」を観ました。
竹富島が舞台となっている映画で、景色はもちろんのこと、
島の人々の生き方や価値観に感激しました。
あれから、1年くらい経って、はじめて竹富島へ旅行に行きました。
映画で見たまんまの港に着いた事にまずは感動。
その港と言えば映画の中でも、別れのシーンなどに登場するが、
どこか寂しさを羽織った港なのでありました。
話は竹富島から離れますが、沖縄本島には何度も行っており、
行くたびに、切ない気持ちにさせられるのは、やはり戦争の傷跡
が多く残っている事と、海岸を埋め立てによって汚してしまっている事が
その理由です。
沖縄から出て行くものと、入ってくるもの。
それらが、沖縄を愛するものなのか。否か。
その多くが出入りする港にて、僕は海鳥になってみたくなりました。
7. 七色
東京はエネルギーに満ちていますね。
プラスもマイナスもひっくるめてのエネルギー。
ごくたまに、真夜中の東京へドライブへ行く事があります。
深夜だというのに、店は開いているし、人で溢れています。
そこには、目的があって東京へ集まった人たちの熱気にあふれています。
喉が渇いた状態を若者は持っています。
そのエネルギーを、少しだけもらって湘南へ帰る。
「いっそのこと、仮に東京に住んでみたら」
と妄想をして書いた曲が、この七色です。
現実は灰色の街。でも誰も七色の明日を
見ています。
林一樹のドラムが、軽快で良いです!
8. 天空橋
この曲は、佐藤真吾さんのピアノと僕の歌のみです。
シンプルに、無駄の無い真吾さんのピアノに圧巻!
天空橋は、駅の名前です。
京浜急行、蒲田から羽田空港へ向かう途中にある駅です。
これから飛行機に乗って旅立つ高揚感を一気に高めてくれる名前に
いつも感心していました。
でも「天空橋」は地下にある駅なんです。
それがまた、好きなところ。
9. 上の空
最初は、ギルバートオサリバンのような可愛いメロディーを作りたいと思って作り始めた
曲なのですが、出来てみれば全然違う。。。
ありゃりゃ。
でも、それはそれで、なんだか愛嬌のあるメロディーにちょっと夢中でして。
詩の内容としては、湘南を露骨にではなく、風合いを入れ混ぜて書きました。
「キビヤパン」とは、鎌倉の御成通りにある天然酵母のパン屋さんです!
この曲は、ジャンベをブラシで叩いてみましたが、これがいい感じで「ゆるさ」を
表現しています。
ライブで、合唱できたら嬉しいです。
10. 僕、キャラメル
考え込んで夜が明ける。そんな日があります。
心配事や悩み事が頭から離れず眠れない。
「このまま夜が明けなければ良いのに。」
そんなわがままはおかまいなしに夜は明けますね。
とけ込むように光が漏れ始めます。
でもその時に、それこそが問題の解決に結びつく唯一の方法なんだと気づいたりもします。
この曲は、そんな夜明けに出来た曲です。
悩み事に負けそうな時には、是非聴いてほしい曲です。
1番のサビでドラムが滑り込んできます。
朝になると、瞬きをするたびに光の量が変わります。
この曲では、サビの後に、気が付けばベースが加わります。
11. コオロギのシンフォニー
秋のはじめに、コオロギたちの合唱を聴きます。
彼らは、子孫を残すために命がけで音を鳴らしています。
そんな儚さと美しさを兼ね備えた音楽に、毎年胸を打たれてしまいます。
僕も、そんな風に音を鳴らせたら良いな〜と思い作った曲です。
サビの頭が「ル〜ルル〜ルル〜」だなんて、思えばおかしな話ですが、
それ以上の言葉は、この場合、無いのかもしれません。
バイオリンの音が美しい曲です。
12. 寂しさと同じ
どうしても人間は、幸福な感情を忘れがちです。
確かに毎日の中で、何気ない事にいちいち大喜びしていたんでは
疲れてしまいますが、それでも忘れてはいけない事もあります。
この曲は、ラブソングですが、うまくいっている関係を歌ったものではありません。
失恋をきっかけに、大切なものに気がつく。
それが無ければ、思い出す事も無かった感情を取り戻す。
そんな歌です。
「寂しい」という感情の絶対値と同じだけ、いつだって僕たちは幸せなんだと思います。
失恋をしたその日ですら、幸せなんだと思います。
この曲の、林一樹のドラムは、若干20才とは思えない、懐の深さを感じさせます。
13. MY SELF
アルバムの最後となる曲。
足踏みをする事無く、是非とも自分を信じて、生きてほしいと願って
作った歌です。
僕も、包み隠さず、不器用な部分もこの曲では丸出しになっています。
この曲を聴いて、自分を信じてあげる勇気を持ってもらえたら、光栄です。
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